舌がん

 40歳以上の人に多くみられますが、30歳代や20歳代の人にも発生することがあります。男女差はほとんどありません。発生しやすい場所としては舌の側面ですが、舌根部、舌下部、あるいは舌背にもできることがあります。しかし舌根部のがんは口峡咽頭がんとして扱われています。

● 原因
 体質的な原因としては、白板症が重視されています。これから移行するものは、16~20%といわれています。このほか、粘膜が委縮するいろいろな病気もがんになりやすい病変にあげられています。また舌への刺激、悪い歯並び、虫歯のふち、金属冠、入れ歯の床などの慢性の刺激もがん化の誘因になることがあるといわれています。したがって日ごろから歯の手入れをしておくことが大切です。

● 症状
 舌がんには、内側に向かってしこりをつくるもの、外側に向かってこぶをつくるもの、浅い潰瘍をつくるもの、白板症のような状態になるもの、乳頭腫のようなものなど、いろいろなタイプがあります。

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 内側にしこりをつくるタイプは症状がほとんどありませんので、発見が遅れがちです。最初から潰瘍ができるタイプのものは飲食物がしみる、歯にこすれて痛いなどの症状がありますから、注意していれば比較的早く発見されます。

 進行するとしこりが大きくなり、舌の動きが悪くなるので発音や飲食物の飲みこみが不自由になります。またしこりの表面に大きな潰瘍ができて痛み、出血します。舌がんは比較的早く頸部リンパ節に転移がんを作りますので特に早期発見が大切です。