多発性筋炎

 多発性筋炎は、筋炎の炎症性疾患ですが、筋肉だけでなく、皮膚筋炎と呼ばれる皮膚症状を伴う場合もあり、膠原病の一部分現象としてあらわれることもあります。また、胃その他の消化器がんや肺がんを中心とする悪性腫瘍に伴って発病する場合もあります。

 発病年齢層は広く、特に40~60歳代に多く、また性別では、一般に女性にやや多くみられます。この病気は、その経過から見て急性、悪急性、慢性型に分けられます。急性型では発熱や関節痛などの全身症状を伴います。また、皮膚筋炎の場合は、皮膚の発赤や腫脹がみられます。

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 一般に、他の筋疾患に比べて病気の進行は速いようです。発病部位は筋ジストロフィー症と同じように、胴体に近い部分の方がおかされがちです。

 このほか、えん下筋が障害されることも多く、このときは、ものがよく飲み込めなくなります。筋肉も皮膚の上から握ると疼痛を訴えることがよくあります。

 治療としては、副腎皮質ホルモンが有効です、この病気は悪性腫瘍の場合を除いて他の筋委縮性疾患に比べて経過は良好です。