視神経炎

 眼球から脳に至るまでの間の視神経に起こる炎症です。眼球内の視神経炎を乳頭炎といい、これより脳に近いほうの炎症を球後視神経炎といいます。

 梅毒、結核、急性伝染病、蓄膿症、脳膜炎、中毒(アルコール、ニコチンなど)、ビタミン欠乏、ワクチン注射、そのほかいろいろの原因が考えられていますが、実際には、その多くは原因がわかりません。

● 症状
 比較的急激な視力障害をきたし、時には数時間で全く見えなくなることもあります。

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 自覚的には、ちかちかと光ったものが見えたり、頭痛、目の奥の痛み、視野の異常(中心暗点)などが起こり、視力の低下が必ずあらわれるようです。

 このような症状の起こるときには、眼底では、視神経乳頭に充血、混濁、出血、むくみがみられるものがありますが、これを乳頭炎型といいます。これに対し、乳頭には全く異常がみられない型もあり、これを球後視神経炎型といいます。これらには、急性のものと、慢性のものとがあります。

 治療によって比較的早く治癒していく場合は予後も良く、完全に視力の回復することもありますが、あらゆる治療をしても一向に良くならず、失明するものもあります。いずれにしても、数ヵ月後には視神経委縮におちいるそうです。

 症状が激しければ、入院しなければなりませんが、これ以外でも急性期に、はじめから強力な治療をすることにより良い結果が得られることが多いので、出来れば入院した方が良いでしょう。

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