声帯結節と声帯ポリープ

 声帯炎の副産物として声帯のふちに小さないぼ様の突出ができることがあります。これが大きくきのこ状になったものをポリープといい、大きさによっていろいろの程度の声の障害を起こします。

 発声の際、振幅の最も大きい場所、つまり両方の声帯が最も激しくぶつかるところに発生します。結節は、声の安静と薬液の注入・吸収・噴霧・霧滴吸収法などでなおる場合が多く、ことに、ハイドロコーチゾンが有効です。

 とくに声楽家では、手術創の瘢痕性収縮が原因で、声が永久に元通りにならなくなる恐れもあるので、手術は避けるべきです。

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 しかし、ポリープのように大きなものや、結節でもどんな方法を行ってもなおらず、しかもますます大きくなるような場合には、手術になりますが、声楽家では、以前は顕微喉頭手術法が推奨されていました。

 手術した場合は傷の大きさにより、1~3週間は、抗生物質や酵素、またはステロイド性消炎剤を局所、あるいは全身的に使用されます。

 いずれにしても、声の安静が絶対必要で、それには入院して筆談で用をたすのが理想的です。