炎性緑内障

 全房隅角部が閉鎖したために、房水が眼球内にうっ滞して眼圧が高まる病気です。老人、ことに神経質の女性や、遠視の人に多いもので、両眼に発病することがしばしばです。

 精神的疲労、睡眠不足、興奮などが発病の誘因になることもあります。

 炎性緑内障には、小発作が長時間繰り返し続いたり、また大発作のあと眼圧が下がらないで緑内障症状が残ったりする慢性のものと、急激に大発作を起こす急性のものとがあります。

 発作ははじめの軽いうちは一時的の霧視をはじめ、軽い頭痛、ものが見にくい、虹視、目に疲れなどの形であらわれます。特に長時間の読書、睡眠不足、疲労、興奮などのあとに起こることが多くなっています。

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 そのうちに角膜がかすかに濁ってきたり、前房が浅くなってひとみが大きくなり、白目も充血してきます。このような発作を繰り返しているうちに、視野が狭くなり、眼圧が持続的に高くなって、急性緑内障の発作が起こってきます。

 急性緑内障の発作では、急激な眼痛、頭痛をはじめ、悪心、嘔吐を伴い、視力の急激な低下、白目に充血、黒目の白っぽい濁り、ひとみの散大などがみられ、眼圧が著しく高まります。

 このような状態を放置しておくと、時には一日で失明してしまうそうですので、急いで専門医の処置を受けるようにして下さい。