脳膿瘍

 脳に化膿菌が入って炎症を起こし、組織が壊されて、ついに膿のかたまりができる病気です。原因は副鼻腔炎や中耳炎など脳に近い鼻や耳の化膿病変から波及する場合が多いようです。

 そのほか、身体各部の化膿部から細菌が血液によって運ばれてきたり、頭部の外傷から化膿菌が、直接脳に侵入したりして起こることもあります。

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 症状は原因により、また腫瘍のできる部位によりいろいろですが、一般に慢性の経過をたどり、ときに重くなったり、軽くなったりします。微熱、頭痛、めまい、吐き気、遅脈、意識の障害などがあり、また、けいれんもよくみられます。

 腫瘍が大きくなると、脳腫瘍と同じような脳圧亢進症状や脳の局在症状があらわれます。化膿性髄膜炎や静脈洞血栓を起こすと、治療後の経過が良くないそうです。血液検査や髄液検査、さらに脳の血管撮影が診断するうえに必要です。