脳卒中の応急手当

 脳卒中を起こした成因としては、血液の異常、脳動脈硬化、脳血管の閉塞または出血などです。それによって脳の血液循環の障害された姿が、脳卒中という発作なのです。

 どのような種類の脳卒中であるのかを決めるのは医師であるとしても、治療の原則は、とりあえず、そのような病態をすみやかに和らげることに全力を注ぐことが大切です。

 血圧の異常を整え、出血のあるものは止血し、脳の血液循環が不良の状態にあるものは脳血管拡張剤で通りをよくし、脳代謝賦活剤で脳の機能を活発にします。

 たとえば、破壊された脳組織の全部が回復しないにしても、出来るだけ正常に近い機能が営めるように策が取られるべきです。

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 発作が起きた場合、ただちに119番に連絡するのは当然ですが、救急車が到着するまでの一般的な手当てとしては、患者をその場所から動かさず、心身の安静を保つようにすることです。

 特に意識の障害がない場合には、患者は不安と興奮状態にあることが多いので、力づけたり、慰めたりしながら、安静にさせます。

 発作の現場にいあわせた人は、あわてることなく発作の状態をよく観察しておいて、その様子を医師に連絡することが、診断と治療に大切なことです。