網膜炎

 中心性網膜炎(増田病)

 網膜の中でいちばんよくものが見える黄斑部に起こる炎症を、中心性網膜炎といいます。日本で多い病気で、25~50歳までの人に多く、特に40歳前後の男性の一眼によくみられます。大部分は、過労、睡眠不足、情動不安などのあとに発病するのが特徴です。

● 症状
 軽度の視力低下を感じ、ものを見たときに中心部が見にくかったり(中心暗点)、形が変形して見えたり(変視症)、小さく見えたり(小視症)、あるいは大きく見えたり(大視症)します。

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 顕微鏡で調べると、黄斑部に限局して、透明な円板状の浮腫が見られます。

 経過は、3週間前後で自覚症状もかなり軽くなってきますが、完全に治るまでには3~6カ月ほどかかります。視力の回復は一般に良好ですが、再発することもあります。しかしこれによって失明することはありません。

 まず、心身の過労を避け、よく睡眠をとり、栄養に富む食事をとることが大切です。過労によって再発しやすく、しかも時にはもう片方の目も発病することがありますから注意しなければなりません。