喉頭乳頭腫

 喉頭、特に声帯付近にイチゴのような、表面がぶつぶつした腫瘍が発生してくるもので、喉頭パピローマともいい、小児に発生するものと、成人に発生するものとがあります。

 症状
 小児のパピローマは2~5歳のころ起こり、喉頭内のあちらこちらに多発性に生じて大きくなり、ついには喉頭内いっぱいに広がってきます。

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 そのため、最初は声がしわがれてくる程度ですが、しだいに声が全く出せないようになります。また、呼吸困難、ぜい鳴(息を吸い込むときぜーぜーいう)、チアノーゼ(唇や指先などが紫色になる)が加わってきますので、早晩気管切開が必要になってきます。同時に、犬がほえるような一種独特の響きをもつせきが起こります。

 小児のパピローマは再発の傾向が強く、切り取ってもすぐに再発してきて、ときには何回も手術を要することもあります。

 成人のパピローマは、小児のそれとは多少違います。孤立性に発生することが多く、また、長い経過のうちにがんに変化する傾向が強いので、前がん状態と見なされ、特別の注意が必要です。がんに変化する率は3~14%くらいです。