結膜炎

 結膜に炎症がおこり、そこが赤くはれて目やにが出る病気です。

 この病気には急性結膜炎と慢性結膜炎とがありますが、眼球の中に起こる病気ではありませんから、直接視力などに与える影響はほとんどなく、それほど心配する病気ではありません。

 この病気の原因にはいろいろありますが、その主な原因としては、細菌やウイルスなどによる生物学的刺激です。また、強い紫外線、ほこり、糸くずなどの物理的刺激や、排気ガス、酸、アルカリなどの化学的刺激によるものもみられます。

 このほか外界の刺激に対して複雑な反応を示すアレルギー性の結膜炎もあります。

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● 急性結膜炎
 急激に炎症がおこり、結膜が充血して腫脹(はれ)し、目やにが出る病気です。目やには粘液性や膿性のことがあります。またまぶたの裏側の結膜(眼瞼結膜)に、濾胞(ぶつぶつ)や偽膜ができることがあり、濾胞ができるものは、急性濾胞性結膜炎とも言われます。このほか急に目がごろごろしたり、しみたり、また乾燥感やかゆみがあったりします。

 原因としては、いろいろの細菌やウイルス、機械的刺激、科学的刺激、物理的刺激などが考えられます。治療は、目を清潔にするとともに、サルファ剤や抗生物質の点眼を行います。

 充血がひどい場合には、収斂剤といって充血をとる点眼薬が用いられます。眼帯はしないのが原則です。

 いずれにしても素人療法は避けるべきです。急性症の場合は、原因によっても違いますが、一般に2週間ぐらいでなおります。

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● 慢性結膜炎
 緩慢な結膜の炎症が長く続く病気です。急性結膜炎が完全になおりきらずに慢性結膜炎に移行してきたものや、はじめから軽度の症状と炎症状態が慢性的に続いているものがあります。

 軽度の結膜の充血、はれ、目やになどが続き、自覚的にも軽い異物感や乾燥感があります。

 原因は、細菌、機械的刺激、科学的刺激などです。一般に結膜の白さや赤さには個人差があり、刺激に対する反応も人によって違います。したがって、慢性結膜炎の原因は、体質的要因も大きいものと思われます。