耳管炎

 耳管、すなわち中耳と鼻咽腔とをつなぐトンネルの炎症です。

● 原因
 多くは風邪で起こります。つまり、風邪による鼻咽腔の炎症が耳管に波及したものです。耳管の内部に炎症が起こると、内膜がはれるために内腔が狭くなり、トンネルがふさがってしまいます。このため耳管狭窄症とも呼ばれます。子供では、アデノイドが原因になることもあります。

● 症状
 耳管狭窄のために、トンネルを空気が通らなくなりますから、中耳腔の換気が不十分になります。そのために、鼓膜を境とする中耳腔と外耳道の気圧のバランスが崩れ、鼓膜が動きにくくなって、聞こえが悪くなります。

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 ただし中耳炎ほど炎症はひどくないようですから、耳痛、発熱などの炎症は起こりません。しかし、子供では耳を痛がることもあります。

 耳管炎が慢性になり、程度が進むと、聞こえがますます悪くなります。鼓膜が強く内方にくぼみ、しまいには内側の壁についてしまって、なおらなくなることもあります(癒着性中耳炎)。

 また、中耳腔に水がたまって、ぴしぴしと音がして気持ちが悪くなることもあります(中耳カタルまたは浸出性中耳炎)。