鼻茸(はなたけ)

 鼻茸というのは、鼻腔の中にできる、キノコ状の柔らかい寒天のようなできもののことです。

 アレルギー性体質の人に、外部から鼻粘膜へ刺激が加わり(炎症や感染)発生するものと考えられています。若い男性に多いのですが、女性にも老人にも見られます。

● 症状
 鼻茸の小さいうちは症状はありません。しだいに大きくなると、鼻が詰まってきて、粘膜性、水様性の鼻汁が常に出るようになります。

 空気が通りにくいので嗅覚が鈍くなり、鼻声になるとともに、鼻づまりで頭が重く、頭痛がしてきます。

スポンサードリンク

 多くは、中鼻道の粘膜がはれて発生しますが、上顎洞の中の粘膜や鼻甲介の粘膜からもできます。一つだけ大きくなったり、同じ中鼻道粘膜から数個も発生することもあります。

 まれに鼻中隔粘膜からいくつも出てきて、ちょっと触れると出血する出血性鼻茸もあります。

 鼻茸は細い茎の先端が太いちょうちん形をしていて、まわりに濃い膿汁や汚物がついていることが多いものです。これをそのままにしておくとうみが臭くなり、老人などではたまった汚物の下に悪性の腫瘍ができていることもありますから注意が必要です。

● 治療
 一般に手術して鼻茸を摘出するようです。熟練した専門医なら、痛みや出血はほとんどなく鼻たけを根元から抜き取ってくれ、1週間以内に退院も可能です。

 鼻茸を放置しておくと、鼻腔の内部でどんどん大きくなり、外鼻孔から外に出てきたり、あるいは鼻の中で膨れ上がって鼻の形まで変わり、たる形の鼻といわれるような独特の形の鼻にもなります。

スポンサードリンク