肺がんの症状

 肺がんの症状のうちで、日常多くみられるものを順番にあげると、せき、血たん、胸痛、体重減少、発熱、呼吸困難などです。

 せき
 肺がんが小さくても気管支を刺激するために、初めから必ずありますが、タンが出ないので、風邪ぐらいに考えられて見逃されることが多い症状です。

 血たん
 がんは血管の多い組織であるうえにもろいので、咳をしたときに崩れて出血しやすいため、血たんを出す人がいます。

 胸痛
 がんは周囲の臓器、たとえば肋膜や胸壁に広がり神経を刺激することがあるので、肋間神経痛で発見されることが少なくありません。

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 体重減少
 食事が取れて、ほかになんの症状もないのにやせが目立ってきます。

 発熱
 微熱のこともあり、38度以上の高熱が出ることもあります。

 呼吸困難
 肺がんがあると細菌が活動しやすい状態になるため、二次的に肺炎を起こし、呼吸困難を生じることが多いものですが、実際には肺がんそのものの症状ではありません。またがんで肺が広くおかされた時には息苦しさが目立ちます。

 その他の症状
 前述のほかに肺がんの症状は、できた場所によって特徴のある症状があらわれます。がんが肺尖にできた時には、腕の神経痛が起こったり、目の片方だけがくぼんだりします。

 またある時には、急に声がかすれて発声しにくくなる人もいます。これだけでは肺の症状と気づかず、五十肩と思われたり、目やのどの病気と考えられがちですが、その底には肺がんのあることを知らねばなりません。

 このほか、肺がんの進行した症状として強い疲労感、首の付け根にぐりぐりができる、肋膜に液がたまるなどの症状があらわれます。特別な症状として、男性の肺がん患者の乳房が大きくなる、手足の指の爪が太く大きくなる、女性ではひげが生えたり、腕や下肢が毛深くなりといったものもみられます。

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 症状のあらわれ方
 以上のような肺がんにみられる多くの症状は、はじめはどれか一つによって始まります。たとえば、今まで元気であったのに、急にたんが出て血が混じったとか、風邪をひいた覚えもないものせきが断続して疲れやくなったとかです。このようなとき、すぐにX線検査をすれば早期発見ができるわけです。

 無症状のことも多い
 しかし肺がんは長い間、無症状でいるものが少なくありません。その理由としては、広い肺の中で細い気管支から発生した肺がんは、肺を刺激することなく静かに大きくなることができるからです。こういうものは定期健診を受けないと発見することができません。