眼精疲労(疲れ目)

 ある程度以上読書などで目を使えば、疲労を感じ、休みたくなります。これは生理的現象で病気ではありません。この目の疲労の早さと程度が正常の人よりひどい場合を眼精疲労といいます。

 しかし目が疲れたかどうかは、人それぞれの感じ方により左右されるもので、生理的なものか、異常なものかを区別することは困難です。

 眼精疲労は、目の病気の中でも多いもので、世の中が複雑になると、対人関係が込み入ってきて心理的な葛藤や欲求不満が増し、増加していく傾向にあります。

● 原因
 眼精疲労の起こる原因には、目の異状によるものとからだの状態や精神状態によるものとがあります。

 目に原因のある場合は、
① 目の調節の衰弱によるもの(調節性眼精疲労)
② 両眼の位置のアンバランスによるもの(筋性眼精疲労)
③ 近視、遠視、乱視、不同視によるもの(屈折性眼精疲労)
④ 結膜炎や緑内障などの経過中に生ずるもの(症候性眼精疲労)などです。

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 全身状態から起こる場合は、からだにはっきりした病気、たとえば、風邪、糖尿病、肝炎などがあって体力が低下しているときです。また低血圧とか無力性体質(胸幅の狭い、やせたからだ付き)の人では、体質的に疲れやすいといわれます。

 これらのときは、目にあらわれた全身疲労の部分的症状と見ることができます。このほか精神的、心理的状態からも起こりますし、脳腫瘍などの前駆症状としてあらわれることもまれにあります。

● 症状
 人によって症状は違いますが、まぶたの重い感じや熱い感じ、また涙が出たり、まぶしかったりするために目をあけていられない感じを訴えます。

 このほか、目の芯の痛み、頭痛、首や肩のこり、吐き気、嘔吐などがおもな症状です。読書などで文字がかすんできたり、二重に見えたりすることもあります。