がん細胞の特徴

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 がん細胞の二大特徴は
無限の増殖と周囲の組織への浸潤性の増殖
血管やリンパ管を流れて遠い部分に転移を作ることです

 たとえば、正常な細胞が誤って血管に入っても破壊され、決して他の臓器に移って増殖することはできませんが、がん細胞はたとえ一個でも他の臓器に定着し、増殖する能力を持っています。これをがん細胞の播種といい、そこにがん病巣を作ることをがんの転移といいます。

 このほかがん細胞には、正常な細胞に比べて形が大きいこと、細胞内の核が大きいこと、色素で染めると特別に濃く染まること、細胞体と核の比率が正常な細胞と異なること、細胞の配列が正常な場合と著しく異なるなどの特徴があり、この性質を利用してがんであるかどうかの診断の材料にしているようです。

 また手術でおもな病巣を切除してもすでにほかの臓器にがん細胞が散らばっていると、これものちに再び増殖成長します。これを再発といいます。良性腫瘍には、このようなほかの臓器への転移ということはないので、主病巣を切り取れば再発しません。

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 ★ がん化の原因

 職業的には、ウラン鉱山で働く人に肺がんの多いことも、アニリン工場で働く人に膀胱がんの多いことも古くから判明しています。ウイルスに発がん作用があるといわれていますが、ある種のがんの原因であるかも知れませんが、すべてのがんの原因であるかどうかはわかりません。

 このような科学的、物理的、生物学的な刺激が細胞にどのようにしてがんを起こすかについてはいろいろな仮説がありますが、細胞核のデオキシリボ核酸(DNA)に対する刺激によることは確かなようです。

 DNAは、A(アデニン)、G(グァニン)、C(シトシン)、T(チミン)という四種の塩基からできていて、その組み合わせに前期のものが外界から作用して変化がおこるとがん化するといわれています。

 このように作用する物質やウイルスが正常な細胞を一度がん化させると、そのがんの細胞が病原体のようになり、原因となった各種の物質やウイルスなどが消滅してもがんはひとりで増殖し、転移を作る能力も持ってしまいます。

 したがってがんの治療では発がん作用を起こす物質を対象にするのではなく、病原体であるがん細胞の全部を切除するか、化学療法で絶滅させなければならないのです。

病気を作った原因をいかに取り除いてもがんが治らないのは、結核やその他の伝染病と根本的に違う点です。