ぶどう膜炎(脈絡膜炎)

● 急性びまん性ぶどう膜炎
 突然、虹彩毛様体炎の症状があらわれ、視力が急激に低下します。症状の進行も早く、角膜周囲の充血、前房の混濁、硝子体混濁、虹彩後面と水晶体との癒着などが起こり、ついには瞳孔閉鎖が急速に起きて失明することもあります。眼底にも変化が生じます。

● 特殊なぶどう膜炎
 ぶどう膜炎には、目の症状以外に全身的な症状を伴うものがあります。

 ベーチェット病
 中年の男女に多く、特に男性では重症例の多い病気です。虹彩毛様体炎の症状のほか、口内炎、関節炎、尿道炎、皮膚の発疹、陰部の潰瘍などを伴います。再発しやすく、そのたびに視力が低下し、ついには失明することもあります。

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 原田(氏)病
 急性びまん性脈絡膜炎ともいい、おもに20~40歳代の女性に多くみられるようです。視力が急激に低下し、頭痛、悪心、難聴、耳鳴りをはじめ、髪を触ると痛むなどの症状を伴います。また虹彩毛様体炎の症状とともに、毛脈絡膜のはれと混濁が強くあらわれ、時には網膜剥離などが生じます。乳頭にも発疹や、浮腫(むくみ)がみられます。

 経過は1カ月以上とかなり長引きますが、予後は一般によく、症状は次第になくなって視力もそれにつれて回復してきます。再発することはまれです。