鼻節(鼻のおでき)

 鼻節というのは、鼻孔の内側の付近にできる「腫れもの」または「おでき」のことを言います。つまり鼻の穴の内側に傷をつくって、そこへ細菌が感染するとはじめてできるもので、自然にできる病気ではありません。

 多くの場合、患者が自分で鼻の穴の中をいじり、傷をつくって自分では気づかずにできる病気です。

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● 原因
 この病気をつくるいちばん多い原因は、自分の不潔な指先を鼻の穴に入れて鼻くそを取ろうとして、小さな傷をつくり、そこへ細菌が感染することです。成人ではよく鼻毛を抜く癖のある人が毛を抜いた小さい傷から感染が起こって、おできになります。

 きたないつめ先で、鼻の入り口や内部へ傷をつくるのは、たいへん危険なことで、すぐ細菌がついて感染を起こしますから、指先で鼻をいじりまわすことは、決してしないようにしましょう。

● 症状と経過
 小さい傷に細菌が感染すると、そこに炎症が起こって、赤く充血し、はれて、さわると痛みます。この痛みは、鼻の内側から直接おできに触れなくても、小鼻の表面を指で押しただけでもひどく痛みます。

 おできが最もできやすいところは、鼻の穴(外鼻孔)の上側の内側や底辺です。

 はれものがしだいに大きくなってくると、鼻に微熱が起こり、しこりが強くなり、表面の皮膚は赤くはれてつやつやしてきます。おできが大きくなるとしだいにさわりも押しもしないのに、自然に痛むようになります。

 そして2~3日のうちに腫れものは化膿して脳栓(うみの根)ができ、腫れものの中心は黄白色に変わって、真ん中から化膿してきたことがわかります。

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 この化膿が広がると、鼻翼(こばな)のわきを通って上へのぼっていく眼角静脈という血管の中へ膿がはいり、その膿が血液とともに脳低から全身の血流の中へ運び込まれます。

 このように、全身の血流の中へ膿が入ると、敗血症と呼ばれる病気なって、生命にさらされることがあります。 これは一般に面ちょうといわれる病気で、用心しないと命取りになります。

 したがって、おできができて鼻が痛くなったら、すぐに耳鼻科の治療を受ける必要があります。